コロナ忘れたくない日記②〜3月を振り返り〜

前回の続き。
記憶を振り返りながら書いていきます。

はじめに

これは感染症への知識もないただの一般市民の備忘録です。
正確な情報については、厚生労働省(ホーム｜厚生労働省)や 首相官邸(首相官邸ホームページ) のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報をご確認ください。

3月第1週

2月末にトイレットペーパーに関するデマ情報が流れ、品切れが発生した。ほとんどを国内で生産しているため供給に問題はないと報道されていたが、3/1にドラッグストアに行くとトイレットペーパーの棚がすっからかんになっていた。キッチンペーパーも品薄。在庫が切れそうだったので、仕方なく割高なキッチンペーパーを購入。教科書で見たオイルショックの再来か？と不安になる。

3/2から全国の小中学校、高校と特別支援学校が休校に。その影響か、3/3に乗ったバスはいつもは満席なのに全員座れるほどまで人が減っていた。

3月第2週

3/12、WHOがパンデミック認定。いつの間にか全世界に感染が広まっていた。
ついこの間まで、中国だけの問題からダイアモンドプリンセス号に広がって……くらいの感覚だったのに、いつの間にか感染の中心地が中国から欧州・アメリカに移りはじめていた。

この頃に、後輩から結婚式の延期のお知らせが届いた。なんて言葉をかけていいのか分からなかった。
Twitterで検索すると、同じように結婚式の開催に悩む新婚夫婦がたくさんいた。決行した夫婦に冷たい言葉をかける人もいた。どうするのが正解なんだろう……。悪いことをした訳じゃないのに中止や延期を決めて多額のキャンセル料を背負うのも、考え抜いた末に決行して非難されるのも、どちらもあまりにかわいそうだと思った。

3/13、石川県で最大震度5強の地震が発生。
幸い大きな被害はなかったが、もしこのタイミングで南海トラフ巨大地震や首都直下地震が起きたらどうなるのかと不安になった。

この頃にはアメリカでの感染拡大も目立ってきた。オリンピックの予定通りの開催については諦めムードが漂っていたように思う。

3月第3週

派遣切り、雇い止めについての報道がちらほらと始まった。同一労働・同一賃金の影響も合わさって、派遣労働者にとっては厳しい状況。私も派遣社員として働いているが、この頃に届いた契約書の契約期間がこれまで3ヶ月だったのが2ヶ月に変わっていて、精神的に不安定になった。
私の派遣先に、色々な派遣会社から「仕事がないか」との問い合わせの電話がかかってくるようになった。工場が操業停止になり、派遣切りされた人が溢れているとのことだった。新型コロナウイルスが経済に与える影響がこれほど大きくなるとは思ってもいなかった。

3月第4週

3/20から22の三連休。気の緩みから外出する人の姿が多く見られると報道されていた。
私たち夫婦も外食してしまった。状況は段々と悪化しているのに、危機感が薄れてしまっていた。
3/22にニューヨークのロックダウンが開始。
ロックダウンだとか、オーバーシュートだとか、ソーシャルディスタンスだとか、横文字が多くて何が何だか分からない。

3/24、とうとうオリンピックの1年延期が決定した。1年後には終息しているのか？と不安になる。経済への不安も大きくなった。
「東京五輪♪」というCMの声を聴くたびに悲しい気持ちになる。
選手はどんな気持ちなんだろう。日本の経済はどうなってしまうんだろう。オリンピックがはじまるまでホテル業界は生き残れるの？
そんな考えても仕方のないことがぐるぐると頭の中を回っていた。

3/25に小池都知事が平日夜間と週末の不要不急の外出を控えるよう求めた。
そして志村けんさんが新型コロナウイルス陽性で入院中との報道。病状についてはっきりとした報道はされないのが不安だった。

自粛要請の出た東京の週末は季節外れの雪。閑散とした駅前の様子が報道されていた。

3月第5週

感染が拡大しているイタリアで、外で卓球をする若者に市長が「家でプレイステーションをしてろ！」と怒る動画がネット上で話題に。
笑い事じゃないけれど笑ってしまう。

3/30に志村けんさんの訃報が伝えられた。3/29の夜に亡くなったとのことだった。仕事中に上司から聞いて、信じられない気持ちでいっぱいだった。
帰り道に涙が止まらなくなった。新型コロナウイルスの恐ろしさを改めて痛感した。

この頃から石川県内の感染者がじわじわと増え出した。
3/28に1名、3/30に2名、3/31に2名。石川県内の感染者数の合計は、3月末で13名となった。
3/31正午時点での日本国内の感染者数は1953名。2月末の10倍近い人数になっている。
これからどうなっていくんだろう、感染者数はどこまで増えるんだろう。

あっという間の1ヶ月

色んなことが起こりすぎて、全てが遠い昔のことのように感じます。
オリンピックの延期が決定されてから、まだ2週間しか経っていないんだ……。
周りの状況が恐ろしいペースで変わっていくのが怖いです。